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「希少糖秘話」  A2003年3月18日
第二話 造語のすすめ

 造語という意味を広辞苑では「新たなことばを造ること。ほとんどの場合、既成の語を組み合わせる。」とある。造語によって新しい概念を作り出し、それが大いに役立つことがある。希少糖は「希少」と「糖」という既成の語の組み合わせによる「造語」である。

物質の名称や分類は、その構造や性質によるのが一般的である。ところが「希少糖」は構造とか性質によって分類されているのではない。希少糖は「自然界にその存在量が少ない単糖とその誘導体」(国際希少糖学会)である。構造とか性質等の「質」ではなく存在する「量」で分類されている。希少糖は地球上における存在量が少ないものを言っているのである。分ったようでよく理解できない曖昧な言葉には、奇妙な魔力が潜んでいたようである。私はこの「希少糖」という言葉を作ったのだが、この「造語」から多くを学び、大いに楽しんでいる。

1.有機物は、生物によって生産されている。

2.希少糖は生物によって作られる量が少ない有機物である。

3.すなわち、生物にとって必要量が少ないということである。

4.また、生物は作らなくてよいということでもある。

希少糖という「造語」された言葉から、このような「連想ゲーム」が続く。こんな物質は何故少量でも自然界に存在するのか、同じ単糖の中で何故自然界に存在量の多少が存在するのか、数十億年前の有機物誕生当時における化学進化の過程では全ての単糖が生産されたと考えると何故存在量に偏りが生じたのか、何故・・・、最後には何故希少糖が存在するのかとまで思考回路がぐるぐる回り始める。雪だるま式に疑問が疑問を生んで行く、そしてそれは「夢」へと飛躍し、はたまた「妄想」へと暴走を始める。もう止まらないのである。

 思考の中での夢は空想であるが、希少糖研究が進行し実験事実が出てくるともっともらしい現実性をおびた「夢」へと発展する。ひとつの造語が新しい概念を作り出すことを実感したが、予想もしていなかった非常に夢のある楽しい世界も拡がって来る。造語は万人にとって「自由な創作行為」であり、うまく行けば「流行語大賞」も獲得できるかもしれない。造語をおすすめする。


 希少糖に興味があり、もっと詳しいことが知りたい方は、PC用のページもご覧ください。皆様のお越しをお待ちしております。
http://www.rare-sugar.com
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